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2009年6月 5日 (金)

口利き・あっせん

 障害者団体向け郵便料金割引制度を悪用した事件が発生し、厚生労働省の係長と上司の関与が疑われている。
 事件の詳細は知る由もないが、このような場合、国会議員が絡んでいると考えるのが自然である。いわゆる口利きである。
 役人は通常、議員に極端に弱い。特に国会対応が重要な仕事になる幹部ほどいやと言えない傾向にある。その結果、議員の不祥事に連座して嫌疑をかけられ、罪に問われることもある。そのポストにいればそうせざるを得ない、犠牲者かもしれない。

 そうした政治家の口利きやあっせん、不当な圧力に負けない行政を作ることが、国民、市民のためであり、ひいては職員を守ることになると考え、「行政執行基本条例」を作った。いわゆる政治倫理条例であり、情報公開条例、住民投票条例と並ぶ重要なものである。
「市長などの特別職は、次の倫理基準を守らなければならない。
 (1)地位や権限を利用して金品を受け取らないこと。
 (2)職務に利害関係のある事業者、個人などから接待や利益供与を受けないこと。
 (3) 市などが行う許可、認可などの行政処分や各種契約についてその権限や影響力を行  使して、特定の者に有利な取り計らいをしないこと。
 (4) 職員の採用、人事に関して、推薦、紹介などを受けて特定の者に有利な取り計らい  をしないこと。
 (5) 口利きそのほかのあっせんを受けて、特定の者に有利な取り計らいをするなど、不  正の疑惑を招く恐れのある行為をしないこと。
 倫理基準に違反する疑いがあるときは、倫理審査会の調査を求めることができる。」

 部長、副市長、市長と上に行けばいくほど議員などに弱いのは地方政治も同じであり、幹部が毅然とした態度を貫けるかどうかが肝腎。私は、もちろん、そうした圧力は徹底して排除した。
 現在も行政執行基本条例はあるが、上に立つ者の姿勢一つで、声の大きい議員や有力者だと思っている人たちが、市役所の中を闊歩し始めるので注意する必要がある。

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