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2009年6月24日 (水)

骨太の方針

 経済財政改革の基本方針「骨太の方針09」が閣議決定された。小泉首相の時代に始まったもので、トップの主導で構造改革を行うこと目的としていたものであるが、人が変わればその役割もすっかり変わったようだ。

 今回の経緯を見ていると、今の政治の意思形成の方法がよくわかる。
 本来であれば、与党のトップが総理になり、大臣を選んで内閣を形成するわけであるから、内閣が最高の意思決定機関であるべき。ところが、重要な方針や法律案などは、閣議決定が行われる前に、自民党の政務調査会や総務会の事前承認をとる必要がある。自らの代表が作った政策を、その母体が事前審査をする、どこかおかしいのではないか。そこには、政策は役人が作るものであり、それを党としてチェックするという意識があるのではないか。

 党のチェックといっても、総務会などでは、個別の議員が自由に発言することになり、場合によっては、個別の利益、地元への利益誘導などの目的で意見が出される。そうした意見なども反映されて政策が決まる。つまり、個別意見の寄せ集めが政策になり、そこには統一的な方針がない。

 財政という観点から社会保障を一律に抑制することは、初めから間違いであったので、見直すことは当然としても、他の無駄な事業や政策に手をつけず、借金の増加に任せておいて、最後は増税ではいかにも芸がない。
 厳しい財政の枠の中で必要な予算はきちんとつけ、その財源は、大胆に各省、各分野の予算配分を見直し、優先順位をつけて確保すべきである。財政再建と福祉や国民生活の安心を両立させることは可能である。

 しかし、与党の各部会には、大臣経験者が陣取り役所の代弁者になっており、各省の予算の枠に手をつけることは容易ではない。こうした政治と役所のもたれあいの仕組みを変える必要がある。

 装束の集会です。
0624syozoku

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