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2009年5月28日 (木)

党首討論(1)

 麻生さんと鳩山さんの党首討論を聴いての感想。
 全体的には、お互いに選挙を意識して、相手方を批判することに重点を置いているようで、重要な政策課題について正面から議論するという点では不十分である。それでも、以前に比べれば討論らしくなってきている。小沢さんと違って二人とも党首討論には前向きなようなので、もっと論点を絞って頻繁に実施すればいい。場合によっては、アメリカのようにテレビを通じた公開討論もいいかもしれない。
 みっともなかったのは、あの激しいヤジ。聴きづらいし、国会としての品格を落とすような行為は厳に慎むべきである。

 個別のテーマについて考えてみよう。
1.国造りの理念について
 政党とそのトップにとって一番大切なものは、どのような国や社会を作るのかという明確な理念である。現在のような危機の時代にあっては、特にそうである。しかしながら、今の日本の政治に一番欠けているのがその理念である。新しいビジョンを掲げ多くの国民に夢を与えているオバマ大統領と比較するとその違いがよくわかる。

 従って、国造りの理念が大切だという鳩山さんの主張はその通りである。官僚主導から国民主導の政治へというのもうなづける。ただし、党首が変わったら突然「友愛」が出てくるのは違和感がある。もう少し政党としての確固たる理念を示すべきであろう。

 これに対して麻生さんは、「日本としてはほころんできているような、いろいろな福祉の面に関しても、われわれはきちんとやっていかねばならんということを申し上げている」ほとんど何も答えられない。古い利権政治の中での綱引きでたまたまトップに坐っただけで、もともと理念などないから。突然厚生労働省の分割を言い出して何を血迷っているのかと思っていたら、また突然やめたという。理念のなさがよく現われている。

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コメント

諏訪の宮坂亨です。5月3日の憲法集会でお世話になりました。
「週刊金曜日」の「米軍再編をめぐる秘密協議岩国市長が文書開示を拒否」の記事読みました。

金曜アンテナの一番下


http://www.kinyobi.co.jp/backnum/antenna/antenna_kiji.php?no=635

全国に問題が広がり、「コリャなんでもおかしすぎるぞ」の声が上がるといいですね。

投稿: 宮坂亨 | 2009年5月29日 (金) 20時37分

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首相が 「罪を犯す意思がない行為でも逮捕される」 と公言する国しかし、現実に国会で首相がそういう発言をしたのであり、しかも、信じられないことに、党首討論について報じる新聞に、この 「犯意がなくても客観的に誤っていたら逮捕される」 という麻生発言を問題にする論調は見あたらない。 ...(続きを読む) 人の話は静かに聞こう先に行われた党首討論では、両党所属の議員による野次がかなり多かったようです。 ということで、「人の話は静かに聞こう」と書いてみました。 率直に言って、小学校の学級会のほうが品位があ... [続きを読む]

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