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2009年4月14日 (火)

政治家の言葉

 政治家の発言には、裏がある、ごまかしがある。文字通りに受けとめると間違うことが多い。役人や政治家の思考や行動様式を見てきた経験に基づき、私なりに、政治家の言葉を解釈し、皆さんに本当の意味を少しでも知っていただきたいと思う。もちろん、特定の人をむやみに誹謗中傷する気持ちはさらさらない。

 例えば、10日の山口県知事の記者会見で、愛宕山の米軍住宅化の可否については、「岩国市の意思を尊重する」との発言があった。これを私なりに解釈すると、こうなる。「県の意向に沿って、岩国市がまず初めに米軍住宅化を容認すべし。その後で、県も岩国市の意思を尊重して米軍住宅化を認める」
 私も在任中に、空母艦載機部隊の受け入れを巡ってたびたびこの言葉を聞かされた。しかし、岩国市としていくら反対の意向を伝えても、知事はその意思を尊重することは決してなく、逆に、「現実的対応」という言葉を使って、容認するよう圧力をかけ続けた。つまり、県の意向に沿わない岩国市の意思は認めない、そして、知事自らは決して火中の栗を拾わない、という意味である。
 岩国はもちろん山口県であり、市民は県民である。基地は県の重要な問題であり、知事としての考え方や方針を明確に示すことが、その責任ではなかろうか。

 短くきれいな言葉の裏に、以上のようなことが隠されているように思われる。

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コメント

愛宕山問題も現知事には所詮対岸の火事みたいな空気なのでしょうね悪いんですけど…任期を滞りなく終えたらいいかみたいな、嫌な顔されるかもしれませんが山口県も今流行りのタレント知事を立てるしか無いのかも、影響力と行動力のある若いパワーのある人に

投稿: | 2009年4月15日 (水) 18時29分

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