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2009年4月12日 (日)

愛宕山大集会

 2千人余りの人が参加して愛宕山大集会が盛大に開催された。会場は、愛宕神社のすぐ下、開発地の広く見渡せる位置にある。東京ドーム20個分に相当する広大な土地に米軍住宅ができることがいかに非常識なことであるか、多くの人に肌で感じていただけたのではなかろうか。
 「愛宕山を守るためにあくまで戦う」神様の前で、参加者一同が誓い合った。
 私挨拶の概要は次の通り。

1.面積100haー東京ドーム20個分にも相当する広大な愛宕山開発跡地、その4分の3に米軍住宅をつくることが、我々のまちにとって、子供たちの未来にとってどんなに大きなマイナスになるか、普通に考えれば誰でもわかること。非常識極まりない。

2.どうしてそうなるのか。それは、政治が根本から間違っているから。

3.まず一つは、民主主義が全く機能していないこと。
 愛宕山開発事業の廃止手続きが進められる中で、公聴会や意見書の提出などを通じて、
住民は多くの切実な声を届けてきた。
 今回、11万人という圧倒的な署名。個別訪問でも、ほとんどの人が気持ちよく署名してくれた。くまなく歩けばおそらく10万人近い市民が賛同してくれたのではないか。市民の明確な意思の現れ。
 こうした市民の意思を無視して強行しようとしている。

 確かに借金を抱えているが、発想を変えれば、これは優良な資産でもある。
 ここは、地盤が固く、瀬戸内でも日照時間が長い。すでに旧国病の移転が決まり、医療・福祉関連施設の誘致も可能。さらに、今後大きな可能性を秘めている太陽光発電にも最適。医療と環境をセールスポイントにした住宅地にすれば大きな魅力がある。

 知恵を絞ればいくらでも活用方法はある。知恵も出さず汗もかかず、ただ借金におびえて、責任逃れのために後先考えずに防衛省に売り飛ばし、米軍に提供しようとする、最悪の選択である。

4.さらにもっと問題は、米軍住宅化の意図を隠し、強行すること。
 まちづくりを目的としてここまで大規模開発を行ってきたのに、跡地の転用策を明らかにせず突然中止することは、行政の責任を放棄するもの。一般感覚からは考えられないことであり、もちろん法律上もできるはずがないこと。

 また、今日、開発地の中を歩いてこられた方もいる。実はここには、縦横に「里道」が走っていた。住民は、何百年も、「里道」を自由に通って愛宕神社へお参りしてきた。
 岩国市は、住民に何の説明もせず、それを廃止してしまった。
 「道」は、市民共有の財産。市にはただ管理を任せているだけであり、勝手に廃止の権限なし。

 先般、情報公開審査会が岩国市の内部協議資料の一部の公開を決定した。岩国市がその公開を頑なに拒否してきたものであるが、そこには、すでに1年前の4月の時点で、民間空港と愛宕山の米軍住宅化の取引に関する協議が行われていることが詳細に記載されている。まもなく、これまでの岩国市の説明が全くの偽りであったことが明らかになる。

5.都合が悪いからと言って米軍住宅化をひた隠しにし、法律までも無視して好き勝手をやる。日本は法治国家なのかと疑う。恐ろしい気がする。これが今の政治の状況である。

 こんな政治が、お金で地域の未来を売り飛ばし、日本全体を借金づけにし、そのつけを将来の市民に押し付けようとしている。
 今こそ政治を変えるとき、それなくして市民が幸せになることは決してない。

6.ここ「愛宕山を守る戦い」は、一愛宕山の問題ではない。ここ岩国に民主主義を勝ち取るための市民の戦いである。
 フェンスで囲まれた米軍基地は、想像できない。理屈抜きに、絶対に見たくない。
 私は一市民に過ぎず何の力もない。でも、神様の前で誓う「この体を張ってでも、愛宕山を守るために戦う。」
 皆さんも、ともに戦って下さい。
0412atago1

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コメント

愛宕山造成跡地を、米軍住宅にするなんてとんでもないことだ! 私の知るところでは基地、飛行場騒音から少しでも岩国周辺住民の苦痛を解消するために海側に滑走路を埋め立て移動する。 そのため愛宕山一帯を地権者、住民から買取、山を切り崩しその跡地を岩国市民のために利用するということだと承知していた。それがいつの間にか跡地が国に売り払われ、米軍再編のための米軍住宅用地にされようとしているらしい。
基地拡張で住民を騙し、また愛宕山跡地利用で騙すというのであろうか! どこまで国、政府与党は国民を虚仮にし馬鹿にするのか!
少なくとも愛宕山は基地周辺住民のために利用すべきである。米軍住宅はその基地周辺に建てれば良い。 日本がもし独立国であるというのであれば当然のことであると言わねばならない。

投稿: | 2009年4月14日 (火) 14時55分

少なくとも未来の子供達の為になる物に利用するべきと思います、それが一番いい

投稿: | 2009年4月15日 (水) 20時18分

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