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2009年1月 4日 (日)

新年に当たって(2)

 医療や雇用をめぐる不安が急速に高まり、憲法25条にいう健康で文化的な最低限度の生活さえ脅かされそうになっている。

 山間部の集会では、高齢化、過疎化の深刻な悩みばかり。主要な食料を輸入に頼り、自給率は大幅に低下。生活とともに地域の伝統文化が失われ、環境も破壊されていく。郊外に大規模店舗が林立し、地方都市が空洞化していく。

 すべて我々が作り上げてきた政治の失敗である。発想の大胆な転換、政治の根本的変革が求められる。

 国土のあらゆる地域に人が住み、農林業などの第一次産業にも多くの人が従事する、まちのあちこちに八百屋や魚屋、本屋や食堂などがある。他にない特色のある地域があり、いろいろな職業があり、個性的な人が生活する、それが社会の自然なあり方である。もう一度、こうした多様で柔軟な社会を取り戻さなければならない。

 幸せとは何であろう? 人によって基準が違うのはもちろんであるが、日々平穏に普通に生活することができること、多くの人々に共通するささやかな幸せである。お金だけでは測れない「一人ひとりの幸せ」、政治、経済、社会の目指すべき基本的方向であろう。

 ヒマラヤの国ブータンでは、GNPではなくGNH「国民総幸福量」(文化、環境、政治の良さなども含む)を高めることが目標とされ、国民の90%が幸せと感じているとのこと。

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コメント

まったく賛成です。
「まじめに働けばそこそこ食べていける」ことが出来なくなっているこの頃、衣食住がままならず、生きるためのお金に不自由で何の幸せでしょうか?
肝心なのは、少数の者が富を囲い込むのではなく、皆で分かちあうことだと思います。

投稿: ふるや | 2009年1月 7日 (水) 22時38分

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