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2009年1月20日 (火)

法治国家だろうか?(2)

  愛宕山問題の処理がいかに違法に行われているのか指摘する。
 まず、都市計画の変更手続きに関して。
 愛宕山開発事業の廃止等を内容とする都市計画の変更手続きが、昨年5月から始まった。住民説明会、公聴会、そして意見書提出という手続きを通じて示された市民の思いは、建設業界が組織ぐるみで行った賛成の署名(意見書の体裁をなさず)を除き殆どすべて都市計画の変更に反対するものであり、その趣旨は「米軍住宅化には絶対反対であり、跡地の転用策を明確にすべきである」というもの。
 こうした住民の正当な意見が全く無視されたことが第1の問題点である。
 続いて開催された岩国市と山口県の都市計画審議会でも、今後のまちづくりに関する方針が何も示されないままに、ただ赤字になるからという理由のみで廃止が承認された。すでに開発された広大な跡地がどうなるかが最大の論点であり、住民が一番心配するところである。不都合なことには目をふさぎ、後のことは我関せずでは無責任極まりない。計画的にまちづくりを行うという都市計画法の理念、目的に完全に反する行為である。もちろん、このような乱暴で非常識な行政が行われたことは過去になく、日本の都市計画行政の歴史に大きな汚点を残すことになるだろう。
 審議会の紛糾に苛立ちを隠さず「審議会は廃止するかどうか諮問されたことだけを議論すればよく、跡地の転用策について議論する必要ない」という趣旨の山口県知事の発言が、的を外れていることは明らかである。
 責任ある国土交通省はどのように考えているのか知りたいものである。Banner_22_4

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コメント

こんにちは。私は井原さんが市長に立候補したときに握手していただいた1弱小市民です。
このごろなんとなくですが、岩国市は市民の声を聞いてくれなくなった感がめだちはじめた気がします。
都市計画しかり。国がまく金、利権などのためには市民などどうなってもいいという姿勢がみえるような気さえします。
得をするのはごく一部の上層のかただけ。少なくとも井原さんの時は市議会を敵にしてでも市民のためにがんばってくれていたんだな
そう思えます。このごろまた飛行機、増機のうわさもちらほらきこえます。
本当に市民のためにはたらいてくれる方の登場をせつに願います。

投稿: | 2009年1月24日 (土) 11時51分

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